最近、プログラミングの学習に本腰を入れ始めたのですが、アルゴリズムと数学の関係についてついていけなくて悩んでいました。そんな時、友人から「絶対におすすめ!」と勧められた一冊が、米田優峻さん著の『問題解決のための「アルゴリズム×数学」が基礎からしっかり身につく本』でした。
数学が苦手な人でも理解できる丁寧な解説
私のようなプログラミング初心者にとって、アルゴリズムと数学はかなり難しい壁でした。数式が出てくるとすぐ視界が曇ってしまう始末。しかし、この本では中学数学の基礎から丁寧に解説してくれるので、苦手意識がだいぶ和らぎました。
図解を多用しているのも、わかりやすさに一役買っています。複雑なアルゴリズムの仕組みを、視覚的にイメージしやすくなっているんです。最初はアルゴリズムの概念そのものが頭に入ってこなかったのに、図を見ながら説明を追うことで「なるほど、こういう流れなのか」と腑に落ちるようになりました。
アルゴリズムの実践とフィードバックが可能
単に書籍の内容を読み進めるだけでなく、AtCoderで実際に問題を解いてみることができるのも魅力です。自分のコーディングスキルとアルゴリズム理解度を、いつでも確かめられるわけですから。正解するとさらにモチベーションが上がりそうです。
体系的に学べる構成と、考え方の指針まで示してくれる
本書の構成は、アルゴリズムと数学の関係から始まり、中学数学の基礎、基本的なアルゴリズム、発展的なアルゴリズムと、着実に段階を踏んで学べるようになっています。さらに、問題解決のための一般的な考え方のパターンまで示してくれているのが素晴らしいですね。
知識を詰め込むだけでなく、活用する力も養えそうです。いきなりハイレベルなアルゴリズムを学んでも活かせない、ということにならないでしょう。
おすすめポイントと自分なりの感想
以上が本書の凄いところですが、プログラミング初心者目線で並べると、こんな感じでしょうか。
- 数学が苦手でも、丁寧な解説と豊富な図解で理解が進められる
- アルゴリズムの実践と成果のフィードバックができる
- アルゴリズムと数学の関係から、基礎・発展まで体系的に学べる
- 単に知識を詰め込むだけでなく、問題解決の考え方を養える
アルゴリズムと数学の関係は最初からガチガチに固まってしまっていたのですが、この本を読むことで、その壁に踏み込めそうな感触がありました。数学の土台をきちんと築きつつ、アルゴリズムの学習を効率的に進められそうです。これからプログラミングに本気で取り組んでいく私にとって、確実に道標になる一冊だと感じています。